お客様の声に耳を傾け、健全な企業運営を

社長の本音コラム

「新型ウイルス」という名称を身近に聞くようになって早一年が過ぎました。
皆様にとっても今までの価値観が一気に変わってしまうような大変動の一年だったと思います。
ご多分にもれず当社もその大変動の影響を受けました。
ところで、2024年から紙幣が刷新されますが、新一万円札の図柄には日本資本主義の父とされた渋沢栄一が選ばれております。その渋沢栄一は企業には『論語と算盤』の思想が大切と説いています。
論語とは道徳心、算盤とは収益ということでしょうか。
また、小学校の校門で見かける、薪を担いだ二宮金次郎像(のちの二宮尊徳)も
「道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である」
と言っています。つまり悪いやり方で収益を得るのは犯罪と同じ、しかし善い行ないばかりしていても収益が伴わなければ寝言と同じ…ということでしょうか。
少し言い方は乱暴になるかもしれませんが、渋沢栄一も二宮尊徳も
「企業は、儲けるのであれば健全な考え方と行動をして収益をあげなさい!!」
ということを言っているのだと思います。
私はそのように解釈してゆい工房の経営を行なっているつもりですし、それを成していくためには、今まで以上にお客様の声に耳を傾けていかなければならないと思っております。
企業は利益を得ていかないと存続していくことができません。しかし利益を得ていたとしてもそのやり方が正しくなければ、これもまた存続していくことができません。
地域密着企業となればお客様に信頼され続けなければ存続できないのでなおのことです。
新型ウイルスによって様々な業界の収益構造が崩れてきておりますが、そこからどういう風に立ち上がっていくか、立ち上がっていけるかは最終的にその企業の考え方による部分が大きいのではないでしょうか。
当社の使命は『“あなたたちがいてくれてよかった“と地域のお客様に安心してもらうこと』です。
当社なりの安心の提供が、地域の皆さんの問題解決の一助になれば…という想いで従業員一同尽力いたします。
最後になりましたが、本年も何卒よろしくお願いいたします。

ゆい工房代表取締役 渡辺陽一

渡辺陽一

この記事はニュースレターの文章から再構成しています。