ゆい工房社長の本音コラム
信頼を失うと二度と回復しない

私たちは今までテレビや新聞などのマスメディアから情報を得ていましたので、そう報道されれば「あぁ、そうなのか」と何の疑いもなく信じてきました。
近ごろ大手メディアが流す情報の信頼性が乏しくなったことで、何が本当で何が嘘かわからなくなってきていることは多分に影響があると思いますが、エンタメの多様性なども相まって、最近は若者を中心にテレビ離れが進んでいるといわれております。
県外で暮らしている私の息子はこの春から大学4年生になりますが、引っ越し時に購入した家電品の中にテレビはありませんでしたし、その後本人もテレビを買うことなく今に至っています。
いろんな選択肢があっていいよね?という風潮はこれからますます広がっていくので防ぎようがありませんが、信頼を損なうということに関しては防いでいかなくてはなりません。
限られた現場ではありますが、私はリフォーム工事が終わった後の様子見訪問をしております。
過去には「ゆい工房とは金輪際付き合わない!!」と出入り禁止を告げたお客様もいらっしゃいましたし、訪問したことで首の皮ギリギリつながったお客様もいらっしゃいました。
信頼という言葉の解釈は人によって違うと思いますが、私が今まで経験してきたことから言えば、総じてお客様の気持ちをないがしろにしてしまった場合に信頼を失っているということです。
連日メディアで騒がれている不祥事と同じで、現実問題として起こしてしまったことはなかったことにはできません。
送り手側はそのことによって失った信頼を回復させようと試みても回復させることはできません。
信頼するかどうかはあくまで受け手の問題だからです。
失敗してしまうことと信頼を失うことは必ずしもイコールではないでしょうが、失った信頼は二度と回復しないことを肝に銘じ、お客様に安心していただける行動を実行していきます。
そしてそれは、お客様に次回もお声をかけていただくということ以外検証する方法はありません。
渡邉 陽一