リフォームコラム
リフォームでペットの脱走を防ぐ

最近は皆さん猫の放し飼いをしなくなりましたので、私達もリフォームの際にペットの脱走防止対応をご依頼されることがあります。
ペットの脱走対策
既製品の脱走防止扉も市販されていますし、様々な方法があります。
脱走防止扉
代表的なのが、ペットの脱走防止用扉を玄関や廊下などに設置して玄関扉を実質的に二重にする方法です。
写真のような木製の格子戸を造作してもらうととても美しくサイズがぴったりのものができますが、フルオーダーで制作しますので手間と費用(20~万円程度)がかかります。職人さんの確保が難しいケースもあります。
Webでオーダーできるところもありますが、その場合は計測と設置はお客様が行わなくてはなりません。
ホームセンターや大手通販サイトに市販品のペット防止扉もあり、それらは比較的安価に購入できます。設置方法は突っ張りタイプのものが多いので、強く開けしめするとズレてくる可能性があります。堅牢性を重視するなら補強が必要です。
賃貸か持ち家か、ご家族の状況、他予算やご希望に合わせて選ぶと良いでしょう。
玄関風除室
玄関扉を実質的に二重にする方法として、玄関風除室もペットの脱走防止に役立ちます。もし玄関から出てしまっても、風除室で脱走を防ぐことができるからです。
また、風除室は脱走防止だけでなく寒さ対策や土間収納スペースとしても有用で、新潟では結構設置されているお宅が多いですね。屋内の脱走防止扉より費用(30~50万円程度)がかかりますが、一石二鳥、三鳥をとれます。
ベランダ囲い・バルコニー囲い
掃き出し窓やベランダからの脱走を防ぐのに、ベランダ囲いやバルコニー囲いが有効です。脱走防止のほか、物干しスペースやペットが遊んだり日向ぼっこできる空間としても活用できます。
こちらも費用はかかりますが、風除室と同じで一石二鳥三鳥を狙える対策法です。
網戸の強化
窓を開けて風を通したいのに、猫ちゃんが網戸に体当たり、爪を立ててくっつく。こんな事がよくあると思います。もしも網戸が外れたり、破れたりしたら、脱走してしまいますね。
ステンレス製の破れにくい網戸に張り替えたり、猫ちゃんが開けられないようストッパーを設置したりという対策が可能です。
また、ペットを網戸に近づけないための窓用の木製格子戸も、オーダーで造作が可能です、費用面は1箇所あたり5~万円と、やはり少々お高めになります。
窓の外側に面格子をつけるのも有効です。費用(1箇所あたり5~万円)がかかりますが、脱走防止だけでなく防犯に役立ちます。猫ちゃんが通れないような、目の細かいものを選びましょう。
DIYで工夫する人も
器用な方ならDIYでも対応できると思います。ウェブで調べるとたくさんの情報がでてきますので、挑戦してみられるのもよいでしょう。
自信がない、そんな時間が取れそうにない…という方はぜひゆい工房のような地域の工務店にご相談ください。ご予算とご希望に応じてご提案します。
実際の施工例
実際にゆい工房でご依頼いただき、施工した例をご紹介します。
新発田市Y様邸
- 脱走防止扉
- 網戸保護柵
リフォームを機会に猫ちゃん二匹をお迎えになるとのことで、内外の大規模リフォームの一部として脱走防止柵と網戸への張り付き防止の木製格子を完全オーダーで制作しました。
聖籠町M様邸
- 既製の脱走防止扉の設置
予算的にフルオーダーは希望しないが、通常よりも天井の高い廊下に、既製品の脱走防止柵が合わない…ということで木工事で壁を造作して既製品を設置しました。
新発田市E様邸
- 風除室設置
はじめはオーダーの脱走防止建具を検討されていましたが、家の寒さも気になる…ということで玄関風除室の設置をご依頼いただきました。
万が一、脱走したときのために
もしものときのために、脱走してしまったときのことを考えて準備しておくのも大切です。
例えばマイクロチップの装着です。ブリーダーやペットショップのペットたちは2022年から装着が義務化されていますが、それ以前から飼われている子や、保護施設出身の子には基本的に装着されていません。
マイクロチップは動物病院で数千円~1万円程度で装着(その後の情報登録は自己で)してもらえます。
ペットの身元がわかる迷子札を首輪につけたり、マイクロチップを装着したりすることで、保護された際に帰ってこられる可能性が高くなります。
相談会を毎月開催
ペットとの快適な暮らしのために、リフォームでできることは色々とあります。
ゆい工房は毎月相談会を行っています。気安い地元の業者としてお役に立てれば幸いですので、どうぞお気軽にご相談下さい。