リフォームコラム
凍害で傷んだ外壁の補修
これは「凍害」です。このような状態になった部分に塗装しても、すぐにはがれてしまいます。
外壁が凍害にやられたら
新潟でよくある「凍害」とは
凍害とは、窯業系サイディングで見られる現象で、外壁材に浸み込んだ水分が凍り、膨張して表面部分が浮き上がる症状のこと。
小さな凍害程度であれば補修はできますが、ひどくなると外壁を張替えなければならなくなり、工事金額も高額になってしまいますので、早めのお手入れが必要になってきます。
雨水からお家を守る為にも、定期的な塗装メンテナンスが大切です。
凍害になってしまった外壁工事には、色々な方法があります。
外壁の張り替え
今ある外壁を剥がし、新しい外壁を張り直します。
工期、費用がかかりますが、全部リフレッシュでき、壁体内の下地や断熱材を確認・補修できるというメリットがあります。
外壁上張り
今ある外壁の上から新しい外壁を重ね張りします。
外壁の重量や厚みが増すため、条件によっては施工できません。外壁の劣化状況にも左右されます。廃棄や解体がないので工期・費用が抑えられます。
外壁の部分張替え+塗装
凍害がひどい部分を先に補修もしくは張替えした上で、全体を新たに塗装しなおします。塗装できないほど傷んでいる部分が多い場合は、選べません。
外壁の部分補修(板金やコーキング)
これ以上外壁の劣化が進まないよう、傷んでいる箇所をカバーします。根本解決にはなりませんが、放置するよりも劣化を遅らせ、トータルでの補修費用を抑えることができます。
数年以内に本格的なメンテナンスが必要です。
凍害まとめ
- 外壁の凍害でやられた箇所は基本的に塗装できない
- 塗装できない部分は、板金など部分補修を行う
- もしくは、既存の外壁の上から上張りする
- 傷みがひどい場合、最終的には外壁の張替えになる
お客様の希望に合わせてご提案します
板金補修は、外壁のメンテナンスという意味では本当の解決になっていません。
ですが、お客様との話し合いで「メンテナンスが必要だが、数年後に大規模リフォームの希望があるのでそれまでもたせる」ことが必要ということが分かれば、それに沿ったご提案を致します。
私たちがリフォームで目指すのは、お悩みの解決だけではなく、安心して笑顔で毎日を送っていただけること。
だからお客様に寄り添って、どうするのが一番いいか、お客様の理想やライフスタイルを理解した上で一緒に考えます。